2016年振り返り

あけましておめでとうございます．あっという間に2016も終わって2017年になりました． 明日から仕事です． 気づいたら1年に1回しか投稿してませんね． 昨年の振り返りしてみます．

執筆

ちょうど昨年の投稿を見ると，一昨年の年末に連絡があって，また本を書いています． 何故かまた講談社の機械学習シリーズで，こちらは深層学習による自然言語処理の本です． 確か，GWに気合い入れて書くぞと思った記憶と，結局1mmも進まなかった記憶があります． 昨年は良くも悪くも，この本に振り回されて，本を書くのは大変だなぁと言うのを実感した1年でした． 実際に書いている時間というのはそんなに無くて，文献の調査や，式と証明の精査という作業が大半で，1行書くのにも1週間費やすようなことがたくさんあって，スライドを作るのとは違ってだいぶしんどかったです（その割にはクオリティが高くなくて，それも陰鬱とする）． それから，調査の過程で，以前やっていたことが論文化されているのを発見して，何度か萎えました． 折角なのでそういうニッチなトピックも載せています．

おそらく，今年の春には出版されると思うので，そのときにもう一度何か言及する予定です．

人

昨年一番印象的だったのは，人に恵まれたことだなと思っています． 一昨年のインターンの小林さんと，以前から声をかけていた菊池さんにアルバイトとして一緒に仕事をしてもらって，加えてそのまま入社していただけたのは昨年の自分の一番の成果なのではないかと思っています．

それ以外にも，以前から声をかけていた複数人に興味を頂いたり，アルバイトなどの形で仕事をしてもらえたのは大変嬉しいことです． 夏のインターンも大変な競争率で，特に自然言語処理分野でたくさんご応募いただけたのは大変ありがたかったとともに，1人ではほとんど取れなかったのは申し訳なかったなと思います． 一方で来ていただいた方とは，大変充実した2ヶ月を過ごせました．

仕事上でも，何人かの古い友人や知人と再開したり仕事をする機会がありました． みんな各分野で随分活躍していて，流石だなぁと思いました．

学会

昨年がNLP若手の会の委員長として，そして岡崎さん，西川さんとの体制の2年目です． 運営面では，一昨年の金沢での合宿の反省が大分生きて，主幹事の西川さんがスペイン滞在にも関わらず準備がつつがなく進んだのは良かったたです． 裏ではお金周りのやりくりや（振込や謝金周り），スポンサーとのやり取りも，わりとスムーズに進んだのではないかと思います． 参加者も昨年の50％増の150人という，ちょっと驚異的な規模になってきました．

加えてCOLING併設の国際ワークショップ開催もうまく回って良かったです． 海外在住者への謝金の支払いやそれに関わる税金のやりくりだとか，国際会議参加者の管理など（密入国者がいないかとか），なかなか体験できないことが満載でした． 委員の皆さんには大変お世話になりました．

YANS以外では，言語処理学会年次大会プログラム委員が2年目で満期となり，かわって自然言語処理の編集委員に就任しました． 人工知能学会のプログラム委員もつつがなく1年目を終え，加えてJSAI側でも若手の会の立ち上げに少し関わっています． JSAIは実は昨年が2回目の参加で，知り合いも余りいないのですが，分野的には関係の深い領域なので関わっていきたいですね．

今年はほぼ引き継ぎの年ですね． 若手の会の良さは，「自分たちが自分たちのために勝手に考えて勝手にやる」ことだと思っています． そういう自由さと，自分の頭で考えるという方針を，その時代時代にあった形で続けていってもらえたら良いですね． 来年以降は第3の会の方に参加することになりそうです．

趣味

Pentaxユーザー待望のK-1が発売されたのも昨年でしたね． もともとフルサイズのレンズが多かったので，そのまま使っています． フルサイズにして気づいたのですが，50mmをふつうに使うと最短撮影距離が長過ぎて，日常使いに支障をきたしてます． 一方で撮影回数は相変わらず減っていていかんなぁという感じ． 今年こそちゃんと勉強するぞと，毎年のように思ってます．

料理の方は，知人宅で教えてもらったANOVAが，驚異的に美味しかったので即買いしました． 焼豚が今のところ一番美味しいです． それから，パエリアづくりがなかなか楽しくて，最終的にパエリアパンを買いました． 今のところエビの頭と，イカのハラワタで出汁をとるのが，安定して美味しいです． 年末に出刃包丁をふるさと納税でもらったので，今年は魚料理を頑張ろうと思います．

本は余り読めなかったのですが，下の本が圧倒的に一番面白かったです．

今年は仕事以外に勉強をする時間を作りたいなぁと思います．