2010年6月20日日曜日

最近のミラーレス事情

最近いわゆるコンパクトデジカメと,いわゆる一眼レフデジカメの間に出てきたのが,ミラーレス一眼といわれるクラスです.中に鏡が無いので一眼レフよりも小さくできて,レンズは交換できる.やっぱり一眼レフはでかい,重い,で一般受けしないことがわかったので,人に勧めるべきなカメラは何なのか,ビックカメラに行く用があったのでいじくってきました.

主にみてたのはこの3つ,とその下位機種.
まず,一番驚いたのはNEXが意外とよい! 理由は色々ありますが,背面液晶の解像度が異常に高いので,ピントの山を見分けられる.カメラ振った時のリフレッシュが非常に高速.これがちゃんとしてないと,動く物体は追えません.こういうのみてると,光学ファインダーにペンタプリズムなんて技術は,それこそ消えていくのかなぁとか思ってしまいます.そして,APS-Cはやはりコンパクトデジカメと違ってよくぼける.操作感はあまり評価してませんが,F値の調整は意外とやりやすかったです.あと,レンズがでかいのでまったくコンパクトじゃないですw 背面液晶なので,晴天時にどれだけみられるか気になります.
次に良かったのがLumixです.電子ビューファインダー(ファインダー内に液晶を使う)の解像度が優れていて,これも応答性能が良くて,ふつうに使えそう.背面液晶でいいジャンと思われるかもしれませんが,晴天時に液晶は見えないので,外の光を遮断して確認できるファインダーは実は重要です.AF時に自動でアップになって,ピントの山も見分けやすい.これは驚いた.
そして,残念だったのがPENでした.何がって,電子ビューファインダーの応答性能が遅すぎる・・・.動くものは追えません.どうもつかっててもしっくりきません.しかも,これつけると形がダサすぎる.デザインがいいので人には勧めてましたが,今後控えるかも.


さて,全体の感想ですが,少ない事例の中で大型家電メーカーが強いなという印象を受けました.ミラーレスというと,今までの既存のカメラ技術(シャッター,ミラー,ペンタプリズム,ファインダーなど)が省略されて,新たに電子ビューファインダーなり背面液晶なり,どちらかといえばカメラメーカーが出がけてなかった新しい技術が必要になります.こういうところの作る込みは,やはりSonyとPanasonicは一歩先を行っている感がありました.特にPanasonicはミラーレスのさきがけとしていち早く商品を出して,そして自分たちに得意とする分野をうまく生かしているように思います.今後どうなるかわかりませんが,ミラーレス市場は一眼レフ市場に比べて拡大するでしょうし,その中でこうした家電メーカー系が伸びそうな気がします.これから参入するメーカーはどうするのでしょうね.どこかと提携するなり,合併するなり,新しい動きがあっても不思議じゃなさそうです.

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