2010年1月11日月曜日

Pythonでグラフを描くmatplotlib

今まで論文を書くとき,「漢は黙ってgnuplot」と思っていましたが,いかんせん描画できないいくつかのグラフがあります.今回,点の大きさがそれぞれ違う散布図みたいなのを描こうと思って,どうしてもよくわからずあきらめました.当初Rを使おうかと思ったのですが,なかなかいまさら文法を習得しづらい.そこでふと調べると,pythonでグラフ描画できるライブラリがあったのですね.それがmatplotlib.インストールにはnumpyが必要です.

使ってびっくり,非常に簡単,高機能,使いやすい,pythonで書ける.いいことづくめ.大雑把に言うと,x, yがfloatの配列とします.あとは,plot(x, y)を呼んでから,show()するだけ.tkで作られたウィンドウにグラフ描画されます.保存ボタンがあるので,そこからepsを選べば保存できます.eps出力はどうやるんだっけと,ぐぐる必要はもうありません.pythonのnativeなデータを使えるのがうれしい限り.それから,マニュアルが非常に充実しています.検索から何からいろいろ用意されていて,参照している関数にもちゃんとリンクはられているし(当たり前だけど).サンプルもたくさん.

これ試すときに気づいたのですが,python付属のエディタ,IDLEって実はおおよそEmacsキーバインドにできるんですね.OptionからKeysをIDLE Classic UnixにすればOK.C-spaceは働きませんが,C-npfbが使えるので,かなり楽チン.IDLEでソースを書いてF5で描画,直してまた描画,このサイクルが非常にスムーズです.python使いの研究者の方は一度お試しあれ.

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