内容は、技術的な内容をかなり省いて、機械学習自体のチュートリアル、Jubatusが既存の機械学習ライブラリと何が違うのか、どういう応用ができそうかという点に絞りました。最近、もっと世の中の人に機械学習の恩恵を受けて欲しいと、割りと真面目に考えるようになったので、いろんな所でキャンペーンしています。機械学習だとか自然言語処理だとかは、個人的には明らかに便利な面があるのですが、まだ研究者のツールを抜け出て無い印象があって、そこのブレークスルーを作れればもっと新しいアイデアが出てくるんじゃないかと思います。
今回発表することになった発端は、前職の先輩である那須川さんの著書を、この勉強会の教科書に指定されていたので、そもそも那須川さんに話してもらったらいいんじゃないかということでボクが声をかけました。この書籍も、テキストマイニングに対する世の中のニーズや、利用シーンなどがよくまとまっていておすすめです。
テキストマイニングを使う技術/作る技術―基礎技術と適用事例から導く本質と活用法 那須川 哲哉 東京電機大学出版局 2006-11 売り上げランキング : 146344 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最近、テキストマイニングという言葉をよく聞くようになったのですが、ちゃんと利用シーンがわかって作られているのか、どういう顧客に利用してもらいたいのかというのが明確になっていない例をたまに見ます。自分の会社でもテキスト解析のご要望が増えてきていて、エンドユーザーの視点、利用シーンやイメージなどを末端のエンジニアが理解するのにもこの本は役立つと思います。
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